[I/O] サブメニュー
[I/O] (入出力) のメニュー項目は、プリンタとコンピュータ間の通信を設定するために使用します。
プリンタに
HP Jetdirect プリント サーバが取り付けられている場合、このサブメニューを使用して
基本的なネットワーク パラメータを設定できます。
HP Web Jetadmin や内蔵 Web サーバでこれ
らのパラメータやその他のパラメータを設定することもできます。
項目
値
説明
I/O タイムアウト
5 ~ 300
I/O タイムアウトを秒単位で選択します
最良のパフォーマンスを実現できるよう、この設定を使って
タイムアウトを調整してください。他のポートからのデータ
が印刷ジョブの途中で出力される場合はタイムアウトを長く
してください。
デフォルト設定は
15 です。
内蔵
JETDIRECT メニュー
EIO <X> JETDIRECT メニ
ュー
オプションの種類については、次の表を参照してください。
注記:
次の表でアスタリスク
(*) が付いている項目はデフォルトの設定です。
28
第
2 章 コントロール パネル
JAWW
表
2-1
[内蔵 Jetdirect] メニューと [EIO <X> Jetdirect] メニュー
メニュー項目
サブメニュー項目
サブメニュー項目
値と説明
TCP/IP
有効
オフ:
TCP/IP プロトコルを無効にします。
オン
*: TCP/IP プロトコルを有効にします。
ホスト名
英数字で最大
32 文字。プリンタの識別に使用されま
す。この名前は
HP Jetdirect の設定ページに表示さ
れます。デフォルトのホスト名は
NPIxxxxxx です。
この
xxxxxx は LAN ハードウェア (MAC) アドレス
の下
6 桁です。
IPV4 設定
設定方法
TCP/IPv4 パラメータを HP Jetdirect プリント サー
バに設定する方法を指定します。
BootP: BootP サーバから自動設定する場合は、
BootP (Bootstrap Protocol) を使用します。
DHCP *: DHCPv4 サーバから自動設定する場合は、
DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) を使
用します。
自動
IP: 自動リンク - ローカル IPv4 アドレスを使
用します。
169.254.x.x という形式のアドレスが自動
的に割り当てられます。
手動:
TCP/IPv4 パラメータを設定するには、[手動
設定
] メニューを使用します。
手動設定
[設定方法] が [手動] に設定されている場合のみ使用
できます。プリンタのコントロール パネルからパラ
メータを直接設定します。
IP アドレス: プリンタ固有の IP アドレス。この
n の値は 0 ~ 255 です。
サブネット マスク: プリンタのサブネット マス
ク。この
m の値は 0 ~ 255 です。
デフォルト ゲートウェイ: 他のネットワークとの通
信に使用されるゲートウェイまたはルーターの
IP ア
ドレス。
デフォルトの
IP
強制的な
TCP/IP の再設定時に、プリント サーバが
ネットワークから
IP アドレスを取得できない場合の
デフォルトの
IP アドレスを指定します (たとえば、
手動で
BootP または DHCP を使用する設定にした
場合
)。
自動
IP: リンク - ローカル IP アドレス 169.
254.x.x が設定されます。
旧: 以前の
HP Jetdirect プリンタに合わせて、アド
レス
192.0.0.192 が設定されます。
プライマリ
DNS
プライマリ
DNS サーバの IP アドレス (n.n.n.n) を
指定します。
セカンダリ
DNS
セカンダリ
DNS サーバの IP アドレス (n.n.n.n) を
指定します。
IPV6 設定
有効
プリント サーバで
IPv6 操作を有効または無効にす
るには、この項目を使用します。
オフ
*: IPv6 が無効になります。
JAWW
[デバイスの設定] メニュー
29
メニュー項目
サブメニュー項目
サブメニュー項目
値と説明
オン:
IPv6 が有効になります。
アドレス
手動で
IPv6 アドレスを設定するにはこの項目を使用
します。
手動設定:
TCP/IPv6 アドレスを有効にし、手動で設
定するには、
[手動設定] メニューを使用します。
有効: 手動の設定を有効にするには、この項目を選
択して、
[オン] を選択します。手動の設定を無効にす
るには、
[オフ] を選択します。
アドレス:
32 桁の 16 進数の IPv6 ノード アドレ
ス
(コロンありの 16 進構文を使用します) を入力す
るには、この項目を使用します。
DHCPV6 ポリシー
指定されたルーター: プリント サーバが使用するス
テートフルな自動設定方法は、ルーターで決定されま
す。ルーターは、プリント サーバが
DHCPv6 サー
バからアドレス、設定情報、またはその両方のいずれ
を取得するかを指定します。
ルーターが使用できません: ルーターが使用できな
い場合、プリント サーバは
DHCPv6 サーバからス
テートフル設定を取得する必要があります。
常時: ルーターが使用できるかどうかにかかわら
ず、プリント サーバは
DHCPv6 サーバからステー
トフル設定を常に取得します。
プライマリ
DNS
プリント サーバが使用するプライマリ
DNS サーバ
の
IPv6 アドレスを指定するには、この項目を使用し
ます。
セカンダリ
DNS
プリント サーバが使用するセカンダリ
DNS サーバ
の
IPv6 アドレスを指定するには、この項目を使用し
ます。
プロキシ サーバ
プリンタの内蔵アプリケーションが使用するプロキ
シ サーバを指定します。通常、プリント サーバはイ
ンターネット アクセスするネットワーク クライアン
トが使用します。プリント サーバには
Web ページ
がキャッシュされ、クライアントに対して、ある程度
のインターネット セキュリティを提供しています。
プリント サーバを指定するには、
IPv4 アドレスまた
は完全修飾ドメイン名を入力します。名前の長さは
255 オクテットまでです。
ネットワークによっては、インターネット サービス
プロバイダ
(ISP) にプロキシ サーバのアドレスを問
い合わせる必要があります。
プロキシ サーバのポー
ト
クライアントのにプリント サーバが使用するポート
番号を入力します。このポート番号は、ネットワーク
上のプロキシ処理用に予約するポートです。値は
0
~
65535 です。
アイドル タイムアウト
アイドル タイムアウト:
TCP プリント データ接続
がアイドルになってから閉じられるまでの期間
(秒)。
デフォルトは
270 秒。0 を指定するとタイムアウト
しなくなります。
表
2-1
[内蔵 Jetdirect] メニューと [EIO <X> Jetdirect] メニュー (続き)
30
第
2 章 コントロール パネル
JAWW
メニュー項目
サブメニュー項目
サブメニュー項目
値と説明
IPX/SPX
有効
オフ:
IPX/SPX プロトコルを無効にします。
オン
*: IPX/SPX プロトコルを有効にします。
フレーム タイプ
ネットワークのフレーム タイプ設定を選択します。
自動: フレーム タイプに自動的に設定し、最初に検
出されたフレーム タイプに制限します。
EN_8023、EN_II、EN_8022、および EN_SNAP:
Ethernet ネットワークのフレーム タイプ選択。
APPLETALK
有効
オフ:
AppleTalk プロトコルを無効にします。
オン
*: AppleTalk プロトコルを有効にします。
DLC/LLC
有効
オフ:
DLC/LLC プロトコルを無効にします。
オン
*: DLC/LLC プロトコルを有効にします。
セキュリティ
セキュリティ ページ印刷
YES: HP Jetdirect プリント サーバの現在のセキュ
リティ設定が記載されたページを印刷します。
NO *: セキュリティ設定ページは印刷されません。
セキュリティ保護された
WEB
設定の管理に、内蔵
Web サーバが HTTPS (セキュ
ア
HTTP) のみを使用する通信を受け入れるか、
HTTP と HTTPS の両方を受け入れるかを指定しま
す。
[HTTPS] が必要: 安全で暗号化された通信のために
は、
HTTPS アクセスのみを受け入れます。プリント
サーバは保護されたサイトと表示されます。
[HTTP/HTTPS] オプション: HTTP または HTTPS
を使用したアクセスが許可されます。
IPSEC
プリント サーバ上に
IPsec または ファイアウォー
ルを指定します。
維持:
IPsec/ファイアウォールのステータスは、現在
の設定と同じままです。
無効: プリント サーバ上の
IPsec/ファイアウォール
操作は無効になります。
セキュリティのリセット
プリント サーバの現在のセキュリティ設定を保存す
るか、工場出荷時の設定にリセットするかを設定し
ます。
NO *: 現在のセキュリティ設定が維持されます。
YES: セキュリティ設定は出荷時のデフォルト設定
にリセットされます。
診断
内部テスト
複数のテストを使って、ネットワーク ハードウェア
や
TCP/IP ネットワーク接続の問題を診断します。
内部テストを使用すると、ネットワーク エラーがプ
リンタの内部と外部のどちらで発生しているかを判断
するときに役立ちます。プリント サーバのハードウ
ェアと通信経路を確認できます。テストを選択して有
効にし、実行時間を設定した後、実行 を選択してテ
ストを開始します。
表
2-1
[内蔵 Jetdirect] メニューと [EIO <X> Jetdirect] メニュー (続き)
JAWW
[デバイスの設定] メニュー
31
メニュー項目
サブメニュー項目
サブメニュー項目
値と説明
実行時間によっては、プリンタの電源を切るか、エラ
ーが発生して診断ページが印刷されるまで、継続的に
テストが実行されます。
LAN HW テスト
注意:
この内部テストを実行すると、
TCP/IP 設定
は消去されます。
このテストによって、内部ループバック テストが実
行されます。内部ループバック テストでは、内部ネ
ットワーク ハードウェア上でのみパケットが送受信
されます。ネットワークで外部の伝送はありません。
このテストを使用するには、
[YES] を選択します。こ
のテストを使用しない場合は
[NO] を選択します。
HTTP テスト
プリンタから既定のページを取得し、
HTTP 処理を確
認します。また、内蔵
Web サーバをテストします。
このテストを使用するには、
[YES] を選択します。こ
のテストを使用しない場合は
[NO] を選択します。
SNMP テスト
プリンタの既定の
SNMP オブジェクトにアクセス
し、
SNMP 通信処理を確認します。
このテストを使用するには、
[YES] を選択します。こ
のテストを使用しない場合は
[NO] を選択します。
データ経路テスト
HP PostScript Level 3 エミュレーション製品のデー
タ経路と破損の問題を特定するために役立ちます。既
定の
PS ファイルがプリンタに送信されますが、用
紙に印刷はされません。
このテストを使用するには、
[YES] を選択します。こ
のテストを使用しない場合は
[NO] を選択します。
すべてのテストを選択
内部テストをすべて実行するには、この項目を選択し
ます。すべてのテストを実行するには
[YES] を選択
し、一部のテストを実行しない場合は
[NO] を選択し
ます。
実行時間
[時]
内部テストを実行する期間
(時間単位) を指定するに
は、この項目を使用します。
1 ~ 60 時間の値を選択
できます。ゼロ
(0) を選択すると、エラーが発生する
かプリンタの電源を切るまでテストが続行されます。
HTTP、SNMP、データ経路の各テストの結果データ
は、テストの完了後に印刷されます。
実行
NO *: 選択したテストを開始しません。
YES: 選択したテストを開始します。
Ping テスト
このテストは、ネットワーク通信を確認するときに使
用されます。このテストで、リンクレベルのパケット
がリモート ネットワーク ホストに送信され、適切な
応答が待機されます。
排紙先タイプ
対象デバイスが
IPv4 または IPv6 ノードかを指定し
ます。
IPV4 のアドレス
IPv4 アドレスを入力します。
IPV6 のアドレス
IPv6 アドレスを入力します。
表
2-1
[内蔵 Jetdirect] メニューと [EIO <X> Jetdirect] メニュー (続き)
32
第
2 章 コントロール パネル
JAWW
メニュー項目
サブメニュー項目
サブメニュー項目
値と説明
パケット サイズ
リモート ホストに送信する各パケットのサイズをバ
イト単位で指定します。最小値は
64 (デフォルト)、
最大値は
2048 です。
タイムアウト
リモート ホストからの応答を待機する期間を秒単位
で指定します。デフォルトは
1 で最大値は 100 で
す。
ページ カウント
このテストで送信する
Ping テスト パケット数を指
定します。
1 ~ 100 の値を選択します。テストを継
続的に実行するように設定するには、
0 を選択しま
す。
結果の印刷
Ping テストが継続的な操作として設定されなかった
場合、テスト結果を印刷できます。結果を印刷するに
は、
[YES] を選択します。[NO] (デフォルト) を選択
すると、結果は印刷されません。
実行
Ping テストを開始するかどうかを指定します。Ping
テストを実行するには
[YES] を選択し、実行しない
場合は
[NO] を選択します。
Ping の結果
Ping テストのステータスと結果をコントロール パネ
ルのディスプレイで表示するには、この項目を使用し
ます。
送信したパケット
最新のテストが開始された以降、または終了した以降
に、リモート ホストに送信されたパケット数
(0 ~
65535) を表示します。
受信パケット
最新のテストが開始された以降、または終了した以降
に、リモート ホストから受信したパケット数
(0 ~
65535) を表示します。
消失率
最新のテストが開始された以降、または終了した以降
に、リモート ホストから応答がなかった
Ping テス
ト パケット送信の割合を表示します。
RTT 最小
パケットの伝送と応答について、検出された
RoundTrip-Time (RTT) の最小値 (0 ~ 4096 ミリ
秒
) を表示します。
RTT 最大
パケットの伝送と応答について、検出された
RoundTrip-Time (RTT) の最大値 (0 ~ 4096 ミリ
秒
) を表示します。
RTT 平均
パケットの伝送と応答について、
RoundTrip-Time
(RTT) の平均値 (0 ~ 4096 ミリ秒) を表示します。
Ping が進行中
Ping テストが進行中がどうかを表示します。[YES]
はテストが進行中であることを示し、
[NO] はテスト
が完了したか実行されていないことを示します。
更新
Ping テスト結果を表示すると、この項目は最新の
Ping テスト データに更新されます。データを更新す
るには
[YES]、既存のデータを保守するには [NO] を
選択します。ただし、メニューがタイムアウトする
か、手動でメイン メニューに戻すと、自動的に更新
されます。
リンク速度
プリント サーバのリンク速度と通信モードはネット
ワークに合わせる必要があります。使用できる設定
は、プリンタとインストール済みプリント サーバに
表
2-1
[内蔵 Jetdirect] メニューと [EIO <X> Jetdirect] メニュー (続き)
JAWW
[デバイスの設定] メニュー
33
メニュー項目
サブメニュー項目
サブメニュー項目
値と説明
よって異なります。次のリンク設定のいずれかを選択
します。
注意:
リンク設定を変更する場合、プリント サー
バとネットワーク デバイスのネットワーク設定が失
われる可能性があります。
自動
*: プリント サーバは、自動ネゴシエーション機
能を使用して、許可されている中で最高のリンク速度
と通信モードで設定します。自動ネゴシエーションが
失敗すると、検出されたハブ
/スイッチ ポートの検出
済みリンク速度に応じて、
100TX HALF または
10TX HALF が設定されます (1000T 半二重の選択に
は対応していません
)。
10T ハーフ: 10 Mbps、半二重操作。
10T フル: 10 Mbps、全二重操作。
100TX ハーフ: 100 Mbps、半二重操作。
100TX フル: 100 Mbps、全二重操作。
100TX 自動: 自動ネゴシエーションの最高リンク速
度を
100 Mbps に制限します。
100TX フル: 1000 Mbps、全二重操作。
プロトコル設定の印刷
次のプロトコルの設定を参照するには、この項目を使
用します。
IPX/SPX、Novell NetWare、AppleTalk、
DLC/LLC。